MELSEC-Q対応 シンクロ/デジタル変換ユニット NT5900シリーズ
概要
三菱シーケンサMELSEC-Qシリーズ用バス直結型のシンクロ・デジタル変換ユニットです。
センサにシンクロ電機を使用し、センサにより検出した回転量及び直線移動量をアブソリュートのデジタル値に変換します。
スケーリング機能、零点調整機能を内蔵し、比較的容易なプログラムで水門等への制御及び位置検出システムの構築が可能です。
外観

特徴
- 三菱シーケンサ「MELSEC-Q」シリーズに直接スロットイン(2スロット占有)。
- 零点位置の調整は、フロントパネルのスイッチでワンタッチ調整できます。
- スケール変換は、シーケンスプログラムで任意に設定できます。また、スケール変換後のデータに変化が生じたときパルス信号を出力し、シーケンスプログラムの負担を軽減できます。
- 環境に強いシンクロ電機をセンサに使用します。
- センサからの信号は接続しやすい端子台を使用しています。1.25m㎡までの信号線が直接接続できます。
- 用途に合わせて機種選定が可能です。アブソリュートタイプの1ch, 2ch 及び2速、とセミアブソリュートタイプの1ch及び2chがあります。特に2ch品はコストメリット大です。
- ユニット内に雷用サージアブソーバが内蔵されています。
この製品は三菱電機(株)よりMELSEC-Qシリーズ関連の技術開示及び部品の提供を受けて製作されています。

構成比較

実装手順

仕様
S/D 1CH型(シンクロ1入力方式) | S/D 2CH型(シンクロ2入力及び精粗入力) | ||||
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品名 | NT5910 | NT5930 | NT5920 | NT5940 | NT5950 |
位置検出軸数 | 1軸1回転 | 1軸多回転 | 1軸1回転×2 | 1軸多回転×2 | 1軸2速度 精粗64:1 |
位置検出方式 | アブソリュート | セミアブソリュート | アブソリュート | セミアブソリュート | アブソリュート |
入力信号 | シンクロ3線信号×1 | シンクロ3線信号×2 | |||
絶縁方式 | トランス絶縁 | ||||
精度 | ±0.2%1回転 | ±1LSB | ±0.2%1回転 | ±1LSB | ±0.003%/64回転 |
繰り返し精度 | ±1LSB | ||||
分解能 | 8192分割/1回転 | 100分割/1rev.×256回転 | 8192分割/1回転 | 100分割/1rev.×256回転 | 65536分割/64回転 |
追従速度 | 20rpm | ||||
零点補正機能 | ワンタッチ零点調整 | ||||
入出力占有点数 | 32点(2スロット) | ||||
内部消費電流 | 0.8A以下 | ||||
使用周囲温度 | 0~50℃ | ||||
使用周囲湿度 | 10~90%RH 結露なきこと | ||||
耐衝撃 | 5G以下 | ||||
重量 | 320g以下 | 350g以下 |
外形図
